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第2回は血液透析濾過(けつえきとうせきろか)(HDF)についてご案内致します。
2019.04.15

血液透析濾過

前回、HDFは補充液(電解質液)を補充しながら透析を行うと説明しましたが、その補充液に何を使用するかにより、オフラインHDFとオンラインHDFに分類されます。

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オフラインHDF

オフラインHDFとは薬価収載されている市販のボトルやソフトバックに入った濾過型人工腎臓用補液を補充液として使用しており大量の補液を行うことには限界があります。

オンラインHDF

オンラインHDFは自施設にて作製した透析液を無菌化し、補充液として使用することで大量(前希釈で20~100L程度)の補液が可能となります。大量の補液によって多くの濾過を行うことができ、より多くの老廃物を取り除くことが可能となり、特に大分子物質(β2-MG:ベータ2ミクログロブリン、α1-MG:アルファ1ミクログロブリンなどの低分子量蛋白)の除去に優れています。

血液透析濾過療法はまた補充液を補液する位置により前希釈法と後希釈法に分類されます。各々の特長は下記の通りです。

1.前希釈法:ヘモダイアフィルターの流入側から補充液を補液する方法

ヘモダイアフィルターを通過する前に血液が希釈されるので、除去したい物質の血中濃度が低くなり、拡散による除去効率は低くなります。しかしフィルターの目詰まりが起こりにくく経時的な性能低下を招きにくい特徴があり、血流量に関係なく大量の補液が可能です。大量に補液することで除去効率の増加が期待でき、日本では主流の方法です。

2.後希釈法:ヘモダイアフィルターの流出側に補充液を補液する方法

前希釈法と同量の補液量を使用するならば、前希釈法より効率よく大分子物質を除去できます。
しかしヘモダイアフィルター内での血液濃縮や蛋白分画によりフィルターの目詰まりが起こりやすく、補液量に限界(血流量の25%が上限)があります。またアルブミンの漏出量が多いという特徴があり、海外で主流の方法です。

HDF患者数(2017年)

2017年末の我が国の慢性透析療法の現況によると、人工透析患者総数約33.4万人のうち、HDFをおこなっている患者数は約9.5万人です。

前回話しました2012年の診療報酬改定以降に特にオンラインHDFが急激に増加し、全体の28.4%に達しています。

次回はオンラインHDFについて、もう少し詳しく説明する予定です。


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